スペインで嬉しかった事その1。慣れない海外生活での嬉しい瞬間

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こんにちは、TETSUです。

 

プロフィールなどをご覧になって下さった方は、既にご存知かと思いますが、私は約2シーズン(約2年間)の間、スペインのセビージャという町で暮らしていました。

 

セビージャという町は、日本人にはあまり馴染みのない町で、この街の事を知らない友人も多いのですが、私にとっては様々な思い出や経験があり、自分を成長させてくれた町でもあります。

慣れない1人での海外での生活で、苦しく辛い時間が大半でしたが、たまには嬉しい出来事もあり、その時の嬉しさはとてつもなく大きく感じます。

今回は、その内の1つをご紹介します。

コーチングスクール

私はスペイン生活での2シーズン目に、スペインのサッカーコーチングスクール(サッカー監督養成学校)に通っていました。

スペインのサッカーコーチングスクールには大きく分けて3つのレベルがあり、1つのレベルを受講して合格するごとに、次のレベルへの受講が出来ます。

私は1つ目のレベルを受講しました。

教室で行う講義の授業は11月から3月まで行われ、全てで14科目ほどあり、全ての科目のテストで合格をしなければいけません。

もちろん授業もテストもスペイン語で、自分以外はみんなスペイン人です。

4月5日

11月から始まった授業は、予定通り3月下旬に全ての科目の授業とテストが終わりました。

ですが、全てのテストの結果はセマナ・サンタと呼ばれるスペインの連休の後にメールで伝えると報告されたので、それらの結果は1週間ほど待つことになりました。

 

人の感情や考えは、すぐに忘れてしまうものなので、私は何か思う事などがあれば忘れないように、毎日日記のようにノートにそれらを記し忘れないようにしています。 

なので、しっかりとその日にちを覚えているのですが、嬉しい出来事があったのは4月5日の出来事です。

 

その日は、セマナ・サンタも終わり、自チームの練習も再開していた時でした。 

コーチングスクールから成績を送ると言われていた期間が既に過ぎていたので、数日前からそろそろ連絡が来るのではとソワソワしていましたが、なかなかメールは届きません。

そんな中、コーチングスクールでの私のクラスのワッツアップのグループチャットでも、「結果は来たか?」などと皆がざわざわしていました。

ですが突然その中の1人が、「俺は今届いたぞ!全部合格していた!」と言い始めたのです。

その後には他の人達も、「俺も届いた!合格した!」と言い始めていますが、私にはまだ来ません。

合格者からメールを送っているのかなどと考え、私は合格していなかったのかとも思いましたが、中には合格をしていなかった人もいたようなので、ただ順番に連絡をしているだけでした。

 

他の人達に連絡が行っている中、私は1人でとてもドキドキしてしまい全く落ち着けなかったので、何とか落ち着くために好きな音楽などを聞いてリラックスしようと頑張っていました。

TETSU
ちなみに私の好きな歌手は「flumpool」です。

そして、一呼吸置いたあと、メールボックスを確認したら1件のメールが届いていました。

スクールからのメールで、「Boletín de notas」(成績の評価)という題名のメールでした。

恐る恐る見てみると…
無事全科目合格しており、「あなたの成績を祝福します。実技実習を開始して下さい。」などの内容と、そこに私の全科目の成績のページが添付されていました。

それを見た時には、嬉しさよりも動揺からの疑いの気持ちが強く、5回以上はメールを読み直しました(笑)。

本当に合格しているのか不安でしたが、しっかりと何度も文章を読んで、自分の成績を見てみたら受かっていたので、とにかくホッとした気分で、その時は嬉しさというよりもその事実をあまり受け入れらない感じでした。

 

私が一番初めにその報告をしたのは、自分の母親です。

日本にいる時でもスペインにいる時でも私を気遣ってくれて、一番自分をサポートしてくれて、とても感謝をしているので早く伝えたい気持ちがありました。

その次には自分がスペインにいる間に凄くお世話になっている、自チームの監督さんへ報告をさせて頂きました。

そこまでの経緯

どんなことでも、辛く苦しく我慢をした時間が長い分、その後の達成感や喜びは大きいものだと思います。

このライセンスの合格は、自分の目標からしたら本当に小さな1歩ですが、この確実な1歩を進むまでが本当に長く感じていたので、その分の大きな喜びを得られました。 

この目標を考え始めたのは高校2~3年生の頃からですが、その当時はこの困難さをよく理解はしていなかったと思いますし、意識も低いガキだった自分がスペインでよく頑張れたなぁとも思います。

ですが高校生の頃から、「卒業後の夢とそれを実現するまでの過程」などを細かく紙に書いており、その紙を今でも持っているのですが、今まではその紙に書いた通りに人生が進んでいるのは、少し震える程に驚きを感じます。

夢や目標は紙に書いたり人に言ったりした方が良いですね。

 

最初はスペイン後を話すことも聞くことも全く出来ませんでしたが、めげずにコツコツと毎日ずっと一人で勉強を続けていて本当に良かったと思っています。

テストも合格しているか不安な教科もあったのですが、何とか良い評価をされていて嬉しかったです。 

日本でスペイン留学の為のお金を稼いだり、留学の準備をしていたりしていた時から今までも本当に長く、先の見えないような日々も多かったのですが、自分自身に負ける事が嫌でしたし、何とかモチベーションを上げて、為になる頑張りかも分からない頑張りを続けていました。

これらの頑張りが、4月5日に届いた自分の成績でようやく評価されたようにも感じ、時間が経つごとにその嬉しさを実感します。

スペイン生活の中でのとても嬉しかったことではありますが、私は別にこれで満足はしていませんし、別に凄いことはしていないという認識でいます。

現に、世界には自分の通った道を既に通っている人は大勢いて、自分以上の高いレベルの人たちも大勢いるので、私はまだまだその人達には敵ってはいません。

とても嬉しかった事ですが、人は満足をしたり学ぶことをやめたりしては止まってしまうので、常に向上心を持つように心がけています。

目標や夢への実現は、「どれだけその目標に本気で、諦めないで続けられるか」という言葉の意味そのままだと感じます。

スペインのセビージャに来た理由。ここにしかいない面白さ

2018.05.10

ご覧いただきありがとうございました。




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