【サッカー集団戦術まとめ】オフェンスとディフェンスの基本的な種類

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こんにちは、TETSUです。

 

サッカーは、集団で行われるスポーツなので、「戦術」というものがとても重要です。

ですが、この「戦術」という言葉自体は理解をしていても、そのオフェンスとディフェンスなどでの内容がどのように分類されているかを知っている人は多くないでしょう。

先日から、インターネットで「サッカー戦術」と調べても、そこまでまとめられている内容の記事が見当たらなく、日本のサッカーレベルの発展や言語化の出来ていない現状を表しているように感じました。

サッカーは常に進化をしているスポーツですし、私もサッカーの戦術について完璧に知っている訳でも完璧に整理できている訳でもありませんが、

私がスペインで学んだ事も活かし、少しでも戦術についてまとめようと考えたので、
今回は【サッカーの集団戦術】について基本的な内容をご紹介します。

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サッカーの試合、サッカーというスポーツ

サッカーというスポーツにおいて、チームの戦術というのは下の5つの構造から成り立っています。

テクニック、個人戦術、集団戦術、フィジカル、メンタル、

そして、サッカーの試合は攻撃、攻撃→守備、守備、守備→攻撃」の4つの局面に分かれ、それがずっと繰り返し回っています。

これらはサッカーにおいて当たり前な事です。

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【集団戦術】攻撃・オフェンス

サッカーの集団戦術においての攻撃方法は3種類に分けられます。

    ポジション攻撃(コンビネーション)「Ataque posicional o combinativo」

    直接攻撃「Ataque directo」

    カウンター攻撃「Contraataque」

    ポジション攻撃(コンビネーション)「Ataque posicional o combinativo」

ポジション攻撃とは、徐々に相手ゴールへ前進しながら攻撃をしていく、オフェンスでの戦術の方法です。

サッカーの試合では、コートを横に3つのエリアに分けて考える事ができます。

「ゾーン1、ゾーン2、ゾーン3」この各エリアを段階的にボールを保持しながら進んで行くオフェンスの方法です。

例)バルセロナ、マンチェスターシティ

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    直接攻撃「Ataque directo」

直接攻撃とは、守備をした後に素早くフィニッシュまで行う、オフェンスでの戦術の方法です。

その際に、相手チームの守備は組織化されています。

例)セビージャ

 

    カウンター攻撃「Contraataque」

カウンター攻撃とは、守備をした後に素早くフィニッシュまで行う、オフェンスでの戦術の方法です。

その際に、相手チームの守備は組織化されてはおらず、相手のディフェンスは乱れている状態です。

2つ目の直接攻撃と、3つ目のカウンター攻撃は、どちらもボールを奪って素早く攻撃をするという点では同じものですが、相手チームの守備状態によって違いがあります。

相手チームの守備形態が組織化される(整う)前に素早く攻めるのがカウンター攻撃です。

例)レアル・マドリード

 

サッカーのオフェンスでの集団戦術はこれら3つに分けられますが、そこから他の要素を考慮に入れなければなりません。

・攻撃のスタート時のポジションニング

・各選手のプレーエリア

・指揮をとるべき選手

・数的有利、数的同数、数的不利

 

【集団戦術】守備・ディフェンス

サッカーの集団戦術においての守備方法は、まず2つの状況に分かれています。

・組織化されたディフェンス「Defensa organizada」

・状況に応じたディフェンス「Defensas circunstanciales」

この2つを簡単に説明すると、「チームがボールを失い守備をする時に、チームとして決まっている守備の組織化を行う時間があるか、その時間がないか」という点での違いです。

 

・組織化されたディフェンス「Defensa organizada」

[ボールを失ったあとに、チームの守備の形を整えるできる時間があり、組織化されている守備]

・状況に応じたディフェンス「Defensas circunstanciales」

[ボールを失ったあとに、チームの守備の形を整えるできる時間がなく、予測できない守備]

 

そして、「組織化されたディフェンス」は、攻撃での集団戦術と同じく3種類に分けられます。

    リトリート守備「Defensa replegada」

    プレッシング守備「Defensa presionante」

    ミックス(組み合わせ)「Defensa mixta」

 

    リトリート守備「Defensa replegada」

リトリート守備とは、チームが後ろに引いてコンパクトな形を保ちながら守るディフェンスでの戦術の方法です。

相手コートでの守備ではなく、低い自陣でのコンパクトなディフェンスを行います。

例)アトレティコ・マドリード

 

    プレッシング守備「Defensa presionante」

プレッシング守備とは、積極的に相手にプレッシャーをしていきボールを奪いに行くディフェンスでの戦術の方法です。

リトリート守備とは違い、相手コートからの守備を行います。

例)バルセロナ、リバプール

 

    ミックス(組み合わせ)「Defensa mixta」

ミックスは、その字の通り上記2つ守備方法を併用するディフェンスでの戦術の方法です。

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サッカーの守備での集団戦術はこれら3つに分けられますが、そこから他の要素を考慮に入れなければなりません。

・守備のスタート時のポジションニング

・ボールへのアタックするゾーン

・各選手のディフェンスエリア

・指揮をとるべき選手

・ライン間の距離

 

戦術、指導、分析、会話、移籍、参謀、料理…2人の敏腕ジャーナリストが密着取材で明かす。

 

さいごに

サッカーの集団戦術の方法は大きく分けるとこれらのようになり、「チームのプレーモデル」をつくる際にはこれを基準とします。

ですが、「集団戦術の方法」は1つの種類だけというわけではなく、「バリエーション」、「手段」として他の方法も持ち合わせて実践し、それがプレーモデルへと繋がっています。

 

ご覧いただきありがとうございました。

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