こんにちは、TETSUです。
私は約二年間、スペインのセビージャという街で生活をしていました。
日本とはなにもかもが違うスペインのセビージャで生活をして、
自分の目標の為に多くの事に挑戦していると、
本当に多くの失敗をしましたし、何度も恥をかきました。
スペインで生活をしている間に何度も恥をかいて、その時々はとても恥ずかしかったのですが、
今思えば、自分にとってもとても面白く感じられ、笑い話になることもいくつかあります。
スペイン語が全く話せなかった
スペインに行った時には、私はほとんどスペイン語が話せませんでした。
簡単な日常会話レベルのスペイン語と、南米のサッカー用語と、聞き取りが少しできるほど…
今考えると、本当にもっとしっかりと勉強をしておくべきだったのですが。
なので、スペインに行ってから結構苦労しました。
毎日毎日スペイン単語を覚えて、朝から晩までずっと勉強をしていたような感じです。
私はサッカー指導者としての知識を学びにセビージャに行ったのですが、アシスタントコーチ兼チーム管理者として最初の年から1つのサッカーチームに帯同できました。
スペイン語を学びながら、自分のやりたかったサッカー指導者としての学びをスペインで体験でき、1年目からとても充実していました。
私は、アシスタントコーチとしてチームの練習に参加していたのですが、スペインに来て数ヶ月経った冬頃から、練習の最初の10~15分間行っている全体でのアップを担当させていただける事になったのです。
短い時間で行うアップとはいっても、スペインに行った最初の年からすぐに自分が指導できるなんて思ってもいなかったので、とても嬉しかったです。
毎回自分の思い描く理想とは大きくかけ離れた出来の指導でしたが、なんとか毎回の練習でのアップをさせていただけました。
そんなある日
スペイン語を朝から勉強して、夕方からチームの練習に行っていた生活を送っていました。
そして、自分が練習でのアップを担当して、何回か経ったある日の練習日。
この日も、自分が練習でのアップを担当させていただけました。
この時も、スペイン語が上手く話せる状態ではありません。
スペイン語は日本人に決して簡単ではない言語です。「こうやってスペイン語が上達した!会話、話をする為の勉強方法とコツ」でも書いたのですが、
私は外国語の習得には他人のものまねをするのが上達への1つの良い手段だと思っています。
実際に、私もスペイン人のスペイン語を真似しながら覚えていった単語やフレーズが多くあります。
とにかくスペイン人のスペイン語のものまねをしていた自分だったのですが、サッカーの練習中にもそれをしてしまいました。
自分がアップを担当しているときに、一人の選手が「¡coño!」と言ったのです。
その時の自分は「coño」という単語の意味を知りませんでした。
なので、私もつられて「coño」と言ってしまったのです。
自分の周りにいた選手には聞こえるくらいの声量で…(笑)
そうしたら、周りにいた選手が
と言い始めて騒がしくなりかけました。
自分は何かやばいと感じたので、すぐに
などと言って誤魔化し、その場はなんとかなりました。
家に帰ってから
その練習が終わり家に帰ってから、気になっていたその単語の意味を辞書で調べてみました。
そうすると、それは女性性器という意味だと知り、その時ようやく一人きりの部屋の中で恥ずかしさを感じました(笑)
日本語にも汚い言葉はたくさんありますが、スペイン語にもたくさんあります。
この言葉は、「ちくしょう!くそっ!」などとの意味もあるので、サッカーの練習中にミスをして、選手たちはこの言葉を言ったのです。
対して、私は意味もなく突然この言葉を1人で発した事になります(笑)
選手たちは13歳ほどのチームだったのですが、練習にこんな言葉を頻発に使っていますし、サッカーのスタジアムでも子供からお年寄りまで口の悪いスペイン人は多いです。
スペインで子どもたちの練習試合の時に私が審判をしたこともあるのですが、その時にも子どもたちは私に向かって文句を言い口の悪さが際立っていました。
審判に文句を言うのは向こうでは当たりまえですが、子供でも口が悪い人は結構多いです。
日本に帰ってからの笑い話になる私の恥をかいた体験ですが、このお陰で新たなスペイン語を学べたとポジティブに捉えています(笑)。
ご覧いただきありがとうございました。