こんにちは、TETSUです。
日本ではサッカー文化がまだ根付いていないこともあり、サッカー用語の言語化はまだまだ進んでいません。
それに対して、スペインやアルゼンチンなどのサッカー文化の根付いている国で話されている言語では、1つ1つのサッカーのプレーが言語化されています。
スペイン語にはサッカー用語が多いのです。
なので、日本語にはないサッカー用語がスペイン語ではありますし、日本語では一括りにされているサッカー用語がスペイン語の場合では多くのサッカー用語に分類されてもいます。
今回ご紹介するサッカー用語は、「サッカーでのボールの受け方」のスペイン語です。
スペイン語のサッカー用語ではこのボールを受ける動きが大きく分けて3種類に分けられています。
Ayudas permanentes
1つ目は、Ayudas permanentes(アジュダス ペルマネンテス)というサッカー用語で、直訳では「常に助ける」といったような意味の言葉です。
Ayudas permanentes(アジュダス ペルマネンテス)は、ボールを保持している味方選手にとっての1つの良いパスの選択の解決策になる為の動きのことを言います。
簡単に言うと、パスコースを作る動きのことです。
スペインでは、「haser línea de pase(パスコースを作る)」とのフレーズをサッカーのピッチの上でもよく使われますが、この動きの事です。
Apoyos
2つ目の動きは、Apoyos(アポジョス)という用語で、ボールを持っている味方の選手をサポートをする動きのことです。
これは、チームのボールポゼッションを簡単にするために行うプレーで、ボールを保持している味方選手に近寄ってボールを受けるサポートの動きのことを言います。
Desmarques
3つ目の動きは、Desmarques(デスマルケ)という用語で、マークを外す動きのことを言います。
なので、このDesmarques(デスマルケ)というのは、マークに付かれているなどしてパスを受けられない選手が、パスを受ける為に相手選手から離れる動き出しをしてボールを貰うプレーです。
相手選手にマークに付かれている選手が行なう動きなので、先程のAyudas permanentesやApoyosとは異なるボールを受ける動き方です。
そして、このDesmarques(デスマルケ)という動き出しは、更に2種類に分かれます。
・Apoyo(アポジョ)
こちらはDesmarques(デスマルケ)をして、足元でボールを受ける事。
つまり、相手のマークを外した後に、足元でボールを受けるプレーです。
・Ruptura(ルプトゥーラ)
こちらはDesmarques(デスマルケ)をして、相手の裏やスペースでボールを受ける事。
つまり、相手のマークを外して、それと同時にスペースに動き出してボールを受けるプレーです。
実際の動きのシチュエーション
それぞれのサッカーでのボールを受ける動き方を、実際の試合中の状況でも多く見ることができます。
スペインサッカーのリーガ・エスパニョーラ、「ベティスVSセビージャ」の試合で良い状況があったので、そのシーンで説明します。
下の画像の通りです。 ボールを持っている選手の後ろでは、味方に1つのパスコースを作る動きのAyudas permanentes(アジュダス ペルマネンテス)をしています。
ボールを持っている選手の近い距離にいる中央の選手は、味方をサポートして足元でボールを受ける動きのApoyos(アポジョス)。
ボールを持っている選手側のサイドでは、敵が近くにいた状況から離れてボールを受ける動きのDesmarques(デスマルケ)。
その横では、相手選手にマークに付かれていた選手が、マークを外してマークから離れながら近寄って、足元でボールを受けるDesmarques Apoyo(デスマルケ アポジョ)。
ボールを持っている選手とは離れていますが、画像の奥にいる選手は、相手選手にマークを付かれている状態からマークを外して相手の裏のスペースへ走ってボールを受ける動き方のDesmarques Ruptura(デスマルケ ルプトゥーラ)。
サッカーで味方選手からボールを受ける為の動きにも、スペイン語では多くの種類に分別がされており、サッカー用語に言語化されているのです。
ご覧いただきありがとうございました。
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