スペインのどの町にも多くのバルがあります。
スペインのバルは、朝の時間には朝食のトーストセットが食べられ、昼間の時間には日替わりの昼食のセット、夜には多くの種類のあるタパス(小皿料理)なども食べられ、それ以外の時間でもカフェやビールを飲んで楽しんでいるスペイン人の方で、毎日賑わっています。
ですが、食事中の人たちから小銭を貰おうとしてくる人もいるので、観光などでスペインのバルに立ち寄った際には注意が必要かもしれません。
どのような手法があるのかを知っておくと、役立つことでしょう。
スペインで小銭を貰おうとする人
スペインのバルは、お店の前(お店の外)にテーブルが沢山並べられそこで食事をするのも一般的です。
お店の外というのは、日本で言うお店の前の歩道にあたるスペースです。
もちろん店内でも食事ができますし、暑い日や寒い日や雨が降っている時には店内で食事をしている人が多いです。
そして、これからご紹介する小銭を貰おうとする人達は、外にある席に座っている人に求めてくる事が多いです。
小銭を求められても、しっかりと断れば彼らは去って行きますが、それが面倒だと思ったり不安だったりする方は、店内の席で食事をするのが良いでしょう。
歌を歌い始める男性
こちらは、都市部などの観光地などで多い手法です。
バルの外にあるテーブルの周りに人が来たと思ったら、その人が突然歌い出します。(歌う前に店員さんに一言伝えていますが。)
歌い出すのは1人でギターを弾きながら歌う場合や、集団で歌い始める場合など様々です。
そして1曲歌い終わると、その周りにあるテーブルを順番に周り、ギターを差し出して小銭を要求してきます。
ギターの上に小銭を置く人もいるのですが、店側が行うサービスなどではなく、彼が勝手に歌っているだけなので私はこのようなものに払ったことはありません。
支払う金額は人様々で、1人につき10セント~2ユーロ程が相場でしょう。
ですが、彼らは多くの金額を支払って欲しいと考えるので、ギターの上に置かれたセント(日本円で言う十円の単位)はすぐに取り除き、他の人に払ってもらう際にはあたかも全員がユーロ(日本円で言う百円の単位)を払っているようにアピールをしてきます。
払いたくない場合にはしっかりと断りまっしょう。
ホームレス
こちらも外のテーブルで食事をしている時によくやって来ます。
ホームレスのようなボロボロの服装をしている人が、「お金がなくて食べるものに困っています…」などという文章をダンボールに書いて見せてきます。
そして小銭を貰おうとしてくるやり方です。
基本的には彼らは何も喋りません。
無言で「お金を下さいアピール」をしてくるので、払う気がない事を伝えましょう。
そうしたら彼らはすぐに他のバルに行き、同じ事を繰り返していきます。
日本の主要駅の周辺などにもいる、何も話さずにカードを見せてきて募金を頼んでくるフィリピン人の募金詐欺のような感じです。
人形を置くおばさん
こちらはバルの外のテーブルと店内にあるテーブルでも行われます。
おばさんが小さめの人形をたくさん抱えて、バルにやって来ます。
小型の人形やキーホルダーが多いです。
そのキーホルダーを各机の上に1つずつ置いて、おばさんはすぐに去っていきます。
その数分後またおばさんが戻ってきて、その人形を取ってしまっている人がいたら、その人にお金を求めてくるというやり方です。
なので、このように見知らぬ人がキーホルダーなどをテーブルに置いて行っても、無意識に触ったり取ったりするのは注意をしましょう。
そこまでやっている比率は高くないのですが、初見殺しの手法なので観光客は特に注意が必要です。
さいごに
先程にもお伝えしましたが、このような人たちはしっかりと断ったり無視をしたりしておけば、諦めて去っていきます。
なので、小銭を払いたくなければ払う必要性は全くありません。
このような事をしている人がいるのがスペインであって、それにお金を払う人も少なからずいるのがスペインですが、私は普段からお金を節約していることもあり、自分で頑張って溜めた留学費なのでそのような人には払いたくないという考えでした。
ご覧いただきありがとうございました。
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