こんにちは、TETSUです。
オモロガシオン(Homologación)とは、スペインでの学位認定を証明する書類の事です。
スペインで大学入試を受ける際や就職をする際、またサッカーのコーチングスクールに通う際にもこのオモロガシオンという書類が必要になります。
こちらの記事は2つ目です。
1つ目をまだお読みになられていない方は、「オモロガシオンの申請方法!スペイン、セビージャでの学位認定その1」からご覧になって下さいませ。
3.書類をスペイン語に翻訳
では、オモロガシオンの申請方法を、前回の続きから説明を続けさせて頂きます。
アポスティーユ証明を付けてもらった書類を、スペインに送ってもったら、それらの書類を翻訳します。
翻訳をする書類は、英語で書かれた文書です。(卒業証明書、成績証明書、アポスティーユ証明)
別に日本で翻訳会社を探して翻訳をしても良いのですが、私はスペインで翻訳をすることにしました。
ですが、翻訳はどこでも高い料金がかかってしまいます。「日本語からスペイン語」ではなく、「英語からスペイン語」の場合でもです。
ただでさえ高いのに、書類も計6枚程はあったと思いますので、更に料金がかさみます。
また、「正式な翻訳家が訳したという証明のスタンプ」も必要なので、自分で訳すことも出来ません。
スペインではコネが大切なので、私は当時行っていた学校の仲の良かった校長先生に、1つ翻訳会社を紹介してもらい、そこに行ってみることにしました。
ですが、その校長先生も、「それだけ書類の枚数があると、ちょっと高くなりそう」と言われていたので、恐る恐る翻訳会社に行ってみました。
そこに行ってみた所、受付の人も凄く優しく、数分で料金の見積もりを出してくれました。
高額な料金を覚悟していたのですが予想の半分程の料金で、1週間で翻訳も終わるとのことだったので、すぐにお願いをしました。詳しい料金は覚えていません。
特に翻訳会社の紹介が無い方は、インターネットで検索していくつかの会社に見積もりを出し、その中で1番安い翻訳会社で良いでしょう。
4.銀行に振込
翻訳も無事に完了したら、ようやく書類の準備がほぼ終わりました。
オモロガシオンの申請用の申請費用を銀行に支払いに行きましょう。
最初に貰った申請用の紙に、申請をするオモロガシオンの欄にチェックや名前やサインを書いて銀行に持っていけば大丈夫です。
値段は詳しく覚えていませんが、確か20ユーロ前後だったと思います(その用紙に金額は書いてあり、申請するオモロガシオンのタイプによって料金は異なります)。
どこの銀行で支払っても構いませんので、銀行の窓口の人にその紙を手渡し、お金を支払います。
その後に、申請用紙にハンコか、レシートのような紙を貰えるので、それをオモロガシオンの申請時に持っていきます。
セビージャのスペイン広場から近い銀行ですと、スペイン広場の裏に赤い看板が目印の「Santander」があり、私はそこでやりました。
5.申請へ
翻訳をした書類が出来上がり、書類等のコピーなども用意でき、お金も支払い終わり、全ての書類が用意出来たら、ようやくオモロガシオンの申請ができます。さっそく申請をしに行きましょう。
ここまでお疲れ様でした。
最初に貰っていたオモロガシオンの申請用紙に、名前や住所やNIE番号を書き込み、提出をしに行きます。
これらが申請に必要な書類だったと思いますが、不備が無いように自分自身でもしっかりと確認をしましょう。
※スペイン語訳の書類の他にも、日本語で書かれた原本の卒業証明書なども忘れずに!
また、前回にも説明はしましたが、受付窓口は長い時間は開いていないので注意しましょう。
申請をすると、「申請を受け付けている」という内容の証明書がもらえます。
その証明書は、完成したオモロガシオンの受取時に必要だと思いますし、問題があった際にもあると便利なので大切に保管をしましょう。
申請書類等はマドリードに送られ、マドリードでオモロガシオンが作成されるようです。
その後出来上がったオモロガシオンがセビージャに到着すると、申請用紙に書いた住所に手紙が届き、完成したことが通知されます。
申請から完成までは3ヶ月以上がかかります。
ですが私は、スペイン政府に半年間も放置されていたため、オモロガシオンの完成までは約1年間もかかりました。
さいごに
慣れない海外のスペインという国で、このような書類の申請ですら1人で行うのが大変という気持ちは、私も非常に理解ができます。
簡単に申請できて簡単に手元に届くような書類ではなく、やらなくてはいけない手順も多いですが、オモロガシオンを使う目的や目標のために頑張って下さい!
オモロガシオンは持っていれば、ずっと有効で大切な書類です!
ご覧いただきありがとうございました。
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