スペインの家庭では、犬を飼っている人が多いです。
スペインには芝生の公園やペット専用のスペースのある公園が多いですし、町中での道などでも、犬を散歩している人も多く見られます。
私が以前スペインで一緒に暮らしていたおばさんも、大きな犬を飼っていました。
また、デパートやショップにも、犬用の服やボールなどが多く売られています。
日本では犬を飼う為の庭が無い場合やペット禁止マンションも多いので、犬を飼いにくい環境だとも思いますが、スペインでは家に土足で入る文化がある事や、日本のようなペット禁止のマンションも特にないので、犬を飼いやすい環境だと言えるでしょう。
ですが、それによって起こる問題を感じる事がります。
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道にはフンが多い
スペインで道を歩いていると、道に放置されているペットのフンが目立ちます。
特に、犬を飼っている人が多い家の周辺には、多くのフンが放置されています。
もちろんスペインで犬を飼っている人の中には、しっかりとフンを処理している人もいますが、フンを放置したままの人が多いです。
なので、道を歩いていてもフンを踏みそうになってしまう事は多いです。
ちなみに、日本では犬の尿によく水をかけていますが、スペインではしません。
スペインの道はよく凸凹していているので、躓いてしまわないように私はいつも下を見て歩いていますが、それと共に犬のフンや尿を踏まないように注意もしています。
ですが、夜の時間帯ですとそこまで明るくない道もあるので、更に注意が必要です。
スペインでは、犬のフンを放置すると、最大で1500ユーロの罰金処分があるようです。それでも、まだまだフンを放置している人は存在します。
また、スペインの観光名所周辺や町の中心部には、馬車が通っている事も多いです。
なので、馬車が通っている町の中心部には、馬糞が落ちている事も多いです。
スペインには綺麗な建築物も多く、観光をしている時には上を見て歩きたくなると思いますが、観光をしている時でも少しは足元に注意をした方が良いでしょう。
過去には面白い対策
マドリードから更に西に行った所にあるブルネテというスペインの町では、2013年に面白い犬のフンに対する処置が行なわれました。
ボランティア団体が、町中で犬を散歩している人を見つけたら、その飼主に自然と話しかけ、そこから犬の犬種や名前を聞き出し、飼い主の住所を判定したそうです。
その後、道で回収した犬のフンを「遺失物」という形で箱に入れて、飼い主の家にそのフンを届けるという対策を行ったのです。
ブルネテという町の人口がそこまで多くはなかった事と、ペットを飼っている人が各犬を登録していたため、比較的簡単に住所も分かったそうです。
その後、犬のフンの放置件数は70%も下がりました。
日本ではあまり犬のフンを放置する人はいないですが、スペインには自分の犬のフンを取る気が全く無い人もいます。
というのも、袋など何も持たずに散歩をしている人もよく見受けられますので、そのような人は恐らく拾う気が無いのだと思います。
しっかりと責任を持ってフンを処理して欲しいですね。
スペインの道を歩く際には、フンに気をつけましょう(笑)。
ご覧いただきありがとうございました。
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