国内旅行や海外旅行に行く際に乗る飛行機ですが、その飛行機での座席は意外にも重要です。
一見どの座席も大して変わらないと思ってしまいがちですが、前か後ろ、通路か窓側など、それぞれの座席で飛行機ならではのメリットやデメリットが多くあります。
飛行機に乗っている間の機内での移動時間は長いと数時間、ヨーロッパの国々への海外旅行の際には数十時間の飛行機での移動時間になるでしょう。
座席のデメリット等をあまり意識せずに飛行機の座席を選ぶと、機内での数時間がとても不快な時間となってします。
逆に、座席のメリットとデメリットをしっかりと理解することによって快適な機内での時間を過ごせます。
私も今までには何度も海外旅行や海外留学に行ったことがあり、最初の頃は座席の位置によって不快な時間を過ごしてしまいました。
今回は、飛行機の快適でオススメの座席はどこなのか?ということについて説明します。
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飛行機の窓側と通路側の座席
飛行機の座席でまず1番重要なのは窓側か通路側かという事ですね。
恐らくツアー会社経由などで飛行機の航空券を購入する際にも、「窓側か通路かの希望はございますか?」などと聞いてくれると思います。
どちらにもメリッとデメリットがありますので、一概にどちらが良いとは言えません。
両方のメリットとデメリットを理解した上であなたのより快適そうな座席かを選びましょう。
窓側の座席のメリット
・外の景色を楽しめる
・壁に寄りかかってリラックス出来る
・他の人が座席を立つ際に気を使う必要性が無い
・足元にも荷物を置きやすい
通路側の1番のメリットは窓から外の景色を楽しめる事ですね。飛行機の空路によっても異なりますが、雲の他にも山や街などを上から見ることができて絶景を楽しめられる事もあります。ですが、国際線で機内の明かりが暗くなる際に窓を開けると迷惑になる事もあるので注意しましょう。
その他にも壁に寄りかかってリラックスができたり、寝られたりするのは窓際の人だけの特権です。他の席に比べ少しながら体勢を変えられるでしょう。
また、荷物を足元にも置けて、他の人が座席を立つ際にも気を使う必要性はないので、機内の中では他の座席に比べて1人の空間を楽しめることができます。
窓側の座席のデメリット
・スチュワーデスとのやり取りがしにくい
・席を立つ際に横の人に気を使う
・通路側に比べて若干寒い
窓際のデメリットとしてスチュワーデスさんとのやり取りが少し難しい事が挙げられます。スチュワーデスさんの通る通路とは少し距離があり、あなた自身がシートベルトを付けていて隣に人がいるとなると身を乗り出すのも難しいです。毛布が欲しい際や何か言いたい事がある時、国内線では飲みのオーダーの際などに少しスムーズにいかない事もあるでしょう。国際線の場合には料理を選ぶ際などに、少し時間がかかってしまうかもしれません。
その他2つのデメリットは大したものではありませんが、他人に気いがちな日本人にとっては、トイレなどで座席を立つ時には毎回他の人に気を使う必要があるかもしれません。
通路側の座席のメリット
・自分だけのタイミングでいつでも席を立てる
・スチュワーデスとの会話がしやすい
・頭上の荷物の出し入れが楽
通路側の座席の1番のメリットはいつでも気軽に座席を立てる事です。トイレに行く際にも飲み物を取りに行く際にも他人に気を使う必要がありません。
窓際ではやりにくいスチュワーデスとの会話は逆にしやすいです。
海外旅行などに行く場合での国際線では英語で話をする必要があることもありますね。英語に慣れていないとしても距離が近い分物事を伝えやすいでしょう。
通路側の座席のデメリット
・他人が席を立つ際に毎回立ち上がらないといけない
・足元に荷物を置きにくい
・他人が通路を通る度に少し目障りになる事がある
通路側の席の人は、内側の人がトイレなどで席を立つ際に毎回席を立たないといけません。もし、寝ていたら1度起こされる事もあります。
そのように人が自分の座席の間を通る故に、足元に荷物が置きにくい事もあります。
飛行機の前方と後方の座席
飛行機の座席でのもう一点の大事な点は、前方か後方かという点ですね。
ツアー会社などで「前方か後方かどちらが良いですか?」などと聞いてくるケースは少ないですが、あなたが要求をすればしっかりと応じてくれるでしょう。
それではこれらのメリットとデメリットもご説明していきます。
前方の座席のメリット
・到着後に早く飛行機を降りる事ができる
・静かで落ち着いている
前方の座席に座っていると、現地の到着後に早く飛行機から降りる事が出来ます。そのため入国審査もあまり並ばずにスムーズに終える事ができます。飛行機の乗り換えなどであまり時間がない方も、前方の座席に座っていると安心です。
また、飛行機のジェットエンジンは機体の後方にあるため、前方の座席の方が静かです。
前方の座席のデメリット
・飛行機に乗り込めるのが少し遅い
・翼上の席だと窓からの景色を楽しめない
飛行機に乗り込む際には後方の座席の人から乗り込むようになっているので、前方の席だと少し乗り込むのが後になります。ですが先程もご説明した通り、到着時には先に降りる事ができます。
飛行機の座席前方はビジネスクラスやファーストクラスの座席になっており、エコノミークラスの前方から中間になると飛行機の翼が窓のすぐ下に付いている事があります。その場合だと窓側に座ったとしてもあまり景色を楽しめなくなってしまいます。
後方の座席のメリット
・搭乗時に早く飛行機に乗り込める
・満席でない飛行機の場合は空いている
・景色がよく見える
先程にも説明した通り、後部の座席から飛行機に乗り込んでいくために早く飛行機に乗り込めます。それによって座席上部などに荷物を入れる時間がしっかりと確保されます。ちなみに飛行機は出発してから機体が安定するまでトイレの使用が出来ませんので、トイレは事前に行っておきましょう。
基本的に飛行機は前方の座席から埋まっていきます。なので、飛行機が満席でない場合には後方の座席は比較的空いている事が多いです。
後方の座席のデメリット
・到着後に降りるのが遅い
・エンジンの音がうるさい
現地に到着後には後方の座席の人は最後に飛行機を降りる事になるので、とにかく待つ事になります。飛行機に乗った事がある人ならご存じかと思いますが、みんなが一斉に降りようとする一方で出口は2つ程しかないので機内では長蛇の列になります。時間がかかるのでその後に飛行機の乗り換えがある方にはあまりオススメ出来ません。
また、後方にはエンジンがあるので前方の座席に比べてうるさいです。
1番快適な座席とは?
では、飛行機で1番快適な座席はどこなのでしょうか?
もちろん各座席にはそれぞれメリットとデメリットがあるので、人によっても好き嫌いかは異なりますが、私のオススメする座席は「前方の一番前の窓側」か「前方ブロックの一番後ろ(トイレの前)の窓際」です。
「前方の一番前の窓側」の座席は、前に座席が無いため足が他の座席に比べて伸ばせます。座席を立つ際にもそこまで他の人に気を使う必要性も無ければ、窓からの視界も問題は無く、降りる際にも比較的早く降りることが出来ます。
ですが、その座席の机は肘置きの下から出すタイプの小さい机の事も多くあるのでその点はについては我慢が必要です。
「前方ブロックの一番後ろ(トイレの前)の窓際」の座席は、座席の後ろがトイレ(壁)ですね。なので、座席を後ろに倒す際に、後ろの人に対して気遣う必要がありません。後ろの壁にぶつかるまで椅子を倒してリラックスが出来ます。さらに前方なのでそこまで降りる際にも遅くはならないです。後ろに人がいないこともあり、1人の空間を感じられます。
さいごに
飛行機での快適でオススメの座席についてはいかがでしたでしょうか?
どの座席にもメリットとデメリットはありますので、どの座席が良いのかは人によって異なります。
ご説明したメリットとデメリットを踏まえた上で、あなたが機内で快適に過ごせる座席を予約して、飛行機での旅を楽しんでください!
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